燃料用アルコールの種類について
燃料用アルコールの種類について
燃料用アルコールは、エタノール、バイオエタノール、メタノール、を主成分とするものとそれらの混合品です。
その他、IPAやNPAを少量含むものもあります。
燃料用アルコールは、アルコールランプ、コーヒーサイフォン、バイオエタノール暖炉、などに使われます。
◆名称に統一性がなく製品ボトルへの表記も様々です。
〇エタノール=エチルアルコール
〇メタノール=メチルアルコール
〇プロパノール=プロピルアルコール
〇IPA=イソプロピルアルコール=イソプロパノール
〇NPA=ノルマルプロピルアルコール=n-プロピルアルコールなど
〇エタノール
いわゆるバイオではないエタノールは石油や天然ガスから製造され、合成エタノールと言われます。
燃料用アルコールのほか、インクや塗料、接着剤などにも使われています。
※焚火炎色での燃焼時→やや臭気が強く調理器具にススが着きます。
〇バイオエタノール
トウモロコシ、サトウキビ、木材などの植物を発酵させ製造した再生可能エネルギーです。
文字通りバイオエタノール暖炉用の燃料ですが、二酸化炭素の排出削減(カーボンニュートラル)を目的にガソリンや軽油に混ぜ、バイオ燃料として使用されています。
ウイスキーやビールなどお酒のアルコールも同じバイオエタノールですが、化石燃料の代替として植物で製造したアルコールをバイオエタノールと言います。
※焚火炎色での燃焼時→最も臭気が強く調理器具に多くススが着きます。
〇メタノール
天然ガスを主原料として製造されています。
アルコールランプでおなじみのもの。
サイフォンなどの調理器具にススが着かないので、長年にわたり使われています。
誤飲に要注意! 飲むと大変危険ですが、皮膚に付着した場合など、飲まない限りエタノールもメタノールも危険性は変わらないようです。
※焚火炎色での燃焼時→最も臭気が少なく調理器具にススが着きません。
水を含みます
市販の燃料用アルコールには「水」が含まれますが、表示義務がなく、ボトルに記載されないことが多いです。